第2回介護認定審査委員研修会
愛知県歯科医師会館歯〜トピアホールにて。
認定審査委員...に関係なく介護現場の食支援の講演会であった。
第一部は
「認知症高齢者の食を支援するために知っておきたいこと〜接触嚥下機能とそのケア」
東京都長寿医療センター研究所 自立促進と介護予防研究チーム 枝広あや子先生
通常私たちは自然にたくさんの情報処理を行っている。
時間を認識し、食事を摂る場所で周囲の人々や雑多な状況の中でも食事に集中して同時に会話もしながら、それが食べ物であるかは分かっていて、皿に分けてあっても適当に順番に食べていく。
パッケージされたものは開けるとか、調味料を掛けるとか、容器も認識している。
認知症も特にアルツハイマーの人は、その進行程度にも因るが、たくさんの情報を処理できなくて上手く食べられない場合が多い。
しかし、何が食べられない原因か観察して知ることができれば、余分な介護や食事の手間が省けて自立して食べることもできる可能性がある。
目の前のものが食べ物だと認識できず、食事ですよ、と声かけすると理解できる場合
回りに人がいなければ食べられる場合
いくつもの皿に分けてあると分からなくても、一つの容器なら分かる場合
食べない背景に別の気になることがある場合
...etc.
食形態や嚥下機能を考える前にも、気をつけることが多いことが分かった。
少し聞いただけでは分からないことが多いが、広い範囲で探ることが大切であろう。
第二部は保険請求について。医療保険部 矢澤先生。略。
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