牛乳は身体に悪いのか?
代替医療仲間にもそのように言い切る人もいる。
良くない例としていろいろ情報が出されてるサイトもある。
私が全部の情報を網羅することは困難である。
しかし
結論として考えるに、ほどほどに飲むのに害はない...とすれば良いのではないか?
何でもそうなのであるが、多くの人に良いものでも中には合わない人もいる。
ある人で害があったからすべての人にそういうわけではない。
アレルギーなどはそうであるが、そばやたまごでアレルギーになったら、それらが良くない食べ物というわけではない。
牛乳は仔牛のための栄養なのであり、人間が飲むためのものではないので、良くない、という意見もある。
一見正しい感じだが、では牛の肉は牛が牛として生きていくためのものであり、人間が食べるために出来ているのではない。よって牛肉は身体に良くない...という理屈はどうであろうか?
牛乳と同じ論理になっていると思う。
下段が変...であれば上段も変、の筈だ。
人に限らず動物が生きるために他の動物を食べるのは自然のことである。
たまたまそれが乳だからだめ...と言う理屈はおかしい。
日本人は農耕民族だから、牛乳を分解する酵素を余り持っておらず良くない...という意見もある。
確かに遊牧民より身体に合わない人の割合は多いかもしれない。
しかし、農耕はいつから始まったのか?
人類という歴史の中で、農耕文化はごく最近のことである。
もっと前は遊牧もしていたかもしれない。
農耕の短い歴史の中で合わない人が増えたからと言って、分解出来る人も避けなければならない...という理屈にはならない。
牛乳を取り過ぎると却ってカルシウムが抜けていく...という研究もある。
他にも取り過ぎると何かに良くない...というものもある。
それらは「取り過ぎると」という条件が付く。
取り過ぎれば良くないとして、少しでも避ける...ということにはならないと思う。
昨今、子供のくる病が少ないながら増えているという。
骨を作るのにはビタミンDが必要だが、それは皮下で紫外線によって出来る。
皮膚がんを恐れて日光に浴びないので、ビタミンD不足の子や大人も増えているらしい。
何が言いたいかというと、紫外線は浴びすぎるとがんが出来やすくなるが、必要量もあるということだ。
がんが出来るからと言って避ければいいわけではないのだ。
同じように、塩分も、取り過ぎは良くないと言われているが、でも必要な量もある。
牛乳には摂取に必要な量...というのはないかも知れない。その栄養分は他からも摂れるからだ。だからといって、過剰の害に注目しすぎて、少しでも害がある...という意見は間違いであろう。
と思うのであるが如何なものであろうか?
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