○○(食品の種類或は食物に含まれる物質など)が危険、は本当か?
2015-01-21 00:42
hasegawa
記事に戻るコメント(0)を読む・書く
よく、○○(食品の種類或は食物に含まれる物質など)が危険...などという情報が流れてくる。 表の情報は偽りで、真実はこういうことだ、業界利益のために隠されている...などと書かれている。 はたしてそれは本当にそうなのか? ある程度名の知れた人が語っているそのての情報は本当か? 書いてある情報はある意味正しいとは思う。 しかし、その取扱い方は間違っていることも多いのでは?と思う。 ○○で害が出た、ということは真実だとしよう。 しかし、 それではその○○はほんの少しでも危ないのか? 多くの情報はなるべく避けようみたいな感じで書かれている。 なるべく避ける...その程度はどのくらいか?は曖昧なことが多い。 とすると、とにかく避けよう...と考える人が多くいると思う。 でも、大抵は問題なくて、過剰な場合に問題があるとすれば、「危ない」と取り上げること自体が誤りではない?と思うわけである。 食品による「酸蝕症」がある。 梅干しや柑橘類を多食すると起きる可能性がある、とものの本にも書いてある。 なかなか間近に見られないが、二人、診察したことがある。 一人は一日3個のレモンを食べている若い女性。 歯が薄く溶けてきていた。食べないようにするか、食べたらすぐ水で流すよう指導した。 もう一人も女性でクエン酸飲料を飲んでいた。 虫歯と違い、歯の表面は硬いまま、だんだん溶けて小さくなってきていた。 これらの事例をもって、柑橘類、それに含まれるクエン酸は危険だ...と言ったとする。 でも、そうか、そんなに危ないものだったのか、騙されていた...とは思わないでしょう? 過剰摂取だから、ということが素人でも察しが付くのである。 でも同じ理屈で「危ない」と言われているものが多くある。巧妙な修飾語で危なく思えてきてしまうのだ。 また、病気が「酸蝕症」ということであまり怖そうではない。 これが、先天異常だったり、がんの類だったり、怖そうな病状が並べられていると、問題ない量でも避けようという心理が働く。 あまり考えもせず、ソーシャルメディアでばらまく人たち、ちょっとは考えたほうがいいのではないかと思うのだが。 ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
記事に戻るコメント(0)を読む・書く
検索
キーワード

月別アーカイブ
2015年1月 (2)
2014年12月 (6)
2014年11月 (9)
2014年10月 (7)
2014年9月 (4)
2014年8月 (5)
2014年7月 (13)
2014年6月 (4)
2014年5月 (4)
2014年4月 (5)
2014年3月 (9)
2014年2月 (2)
2014年1月 (3)
2013年12月 (2)
2009年9月 (1)
2009年8月 (1)
2009年7月 (1)

友人に教える
お問い合わせ

ホーム
上へ
はせがわ歯科医院

はせがわ歯科医院
このサイトは携帯電話向けサイトです。
携帯電話でご覧ください。