第412回総合医療開発研究会特別講座
ウインク愛知にて午後2時より4時半まで開催された。
開会の辞 実行副委員長 竹田先生。
挨拶 海部歯科医師会会長 加藤先生及び研究会代表渡邉先生。
来賓挨拶 長坂康正衆議院議員、石塚吾歩路県会議員。
講師は、名古屋第一赤十字病院歯科口腔外科部長 大岩伊知郎先生。
座長 村瀬先生。
主題は口腔がん検診について。
口腔がんは、全がんの中での比率は低い(1〜2%)。よって、検診をするにあたっては、それにより死亡率を減らすことにはなかなか寄与できない。他の多いがんでも検診率は30%程度である。
但し、進行した口腔がんは非常に大きい後遺障害を伴う。
もし行うとすれば、発生率の高そうな場所での集団検診か、或いは一定の指導受けたレベルの指定医療機関で行うのが良いであろう。
検診自体は視診触診で行うことが出来る。口腔外から攻めていく。頸部リンパ節など。
口腔内を部位で区切って行う。
視診で分からなくても触診で異常を発見できることもある。
検診だけでは当然確定診断は出来ない。
レントゲンも必要。
歯肉がんは歯周病などと誤診されることが少なくない。
元貴ノ花の二子山親方の口腔底がんの時は、検診希望受診が殺到したが、殆ど異常なしであった。
資料にはないが、講演では非常に多くの画像を示され、一見がんっぽくないものなど、注意が必要なものまで多数供覧して頂いた。
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