地域連携フォーラム2015、学術講演会に参加した。
「レビー小体型認知症の臨床とケア」と題して横浜市立大学名誉教授の小坂憲司先生の講演を聴講した。
全然知らなかったのだが、小坂先生はレビー小体認知症の発見者として名高いとのこと。
認知症は65歳以上で15%462万人がなっている。予備軍も400万人。アルツハイマーは67%血管性19%レビー4.3%。
しかし、それは医師が診断出来ていないためで、実際はアルツハイマー50,レビー20,血管15%...というのが小坂先生の考え。
BPSDから始まるが下手にすぐ薬使うと悪くなる...らしい。小坂先生は2時間初診する...とのこと。
いろいろノートを取ったが後で見ると分かりにくいので、当日頂いたエーザイのパンフレットが参考になりそう。アルツハイマー、レビー、血管性の違いが分かりやすく書かれている。
http://ghkyo.or.jp/ghkyo/2015.02.02.2.pdf
実際には医師も間違うほどなのでこれ見て直ぐ判断出来るというわけではないが、
レビーの項を見ると、初期症状として幻視、妄想、鬱、パーキンソン症状。
特徴的な症状として、注意力・視覚等の認知機能障害、認知の変動、幻視、妄想、うつ、パーキンソン症状、睡眠時の以上言動、自律神経症状など。
アルツハイマーは初期は物忘れ。特徴は物忘れ等認知機能症状、物盗られ妄想、徘徊、取り繕いなど。
血管性は、初期は物忘れ、特徴はまだら認知機能障害、手足の痺れ、感情のコントロールが上手くいかない...など。
ここはノートから。
アリセプトが効く。BPSDには抑肝散、抑肝散陳皮半夏...など。
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続いて、グループ座談会。
テーマ「あなたのまわりの認知症を決して見逃さない!」と題して、どんなに突飛でも良いのでむしろその方が良い...ということで8人ほどのグループごとに別れてその方法を考えていく。
私たちのグループは...私が、携帯やスマホに日常の言動や行動をチェックするアプリを入れてそのアプリが当人を解析して、異常が見つかれば通知が健康保険組合や医療機関に分かるようにしていく...と言うことを提案して、それに沿っての発表と言うことになったが、時間超過と言うことで全14組のうち数組は未発表に(T_T)
アプリを使う...という考えは他のグループも先に発表していて、似た考えが浮かぶものだな...と思った。
その後懇親会は、歯科医師会は別の集まりがあったので欠席させていただいた。
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